読むべき本

ある程度本を読む事に慣れたら、好きな作家の本ばかり読むのをやめたほうがいいと思い始めました。

私は元々、山田詠美さんの本が好きで、彼女の本で今まで出ているものは全て読みました。

あとは、よしもとばななさんとか、金城一紀さん、江國香織さんもかなり読みましたね。

そう小説が好きだったんですね。

他には、宇宙の本とか、ギリシャ神話とか、牛乳がとにかく体にいいみたいな本が好きでした。

入りは好きな本からで良いと思うのですが、本をただの娯楽のために使うのはもったいないと思うようになったのが最近です。

おせーよと言われる方も多いと思いますが、本当に遅かったです。

本を読むというのは、

自分では思いつかない新しい考えを自分の中に入れる

自分が今まで経験していないことを疑似体験する

などの効果があると思います。もちろん、まだあると思いますが、今日はこのへんでw

一人の作家や、同じジャンルの本ばかりだと内容が偏り、たくさん得られるはずの知識が乏しいものになってしまう危険性があります。

人間は限られた時間の中でしか生きられないので、本を読む5,6時間で誰かの一生分のもしくは何年か分の知識を取り入れることで、より高いレベルでものを考えられるようになったり、生きるのが楽になったりするかもしれません。

だから、自分の好きなジャンルや作家の本ばかりではなく、古典や外国の文学、政治、経済、自然科学、宗教まであらゆる分野の良い本をバランス良く選んで読むべきだと思います。

私もまだまだ出来ていないので、同年代の優秀な方と比べるとかなり出遅れているはずです。
これを読んだ若い人が、私の後悔の上に立ち思い直して、まずはキルケゴール辺りから読んでくれれば幸いです。