アウトプット老後
今日もポケモンの話ではありません。
すみません。
先日図書館に行ったのですが、勉強をしにきた学生や、仕事をサボりにきたサラリーマン風の人、定年退職して本が趣味ですという感じの人が多かったです。
本を読み学ぶ事は良い事だと常々書いてきましたが、本を読むだけで、知識を増やすだけで満足するというのは何の生産性もありません。
知識を得て、考え方を学び、経験と照らし合わせ、自分なりの理論を構築したら何かに使わなくては宝の持ち腐れではないでしょうか?
その図書館のご年配の方々がそれをしているかどうかは分かりませんが、私の知っている本好きな老人は、8割くらいが本を読むだけで自分の中で完結しています。
人は誰しも死ぬので、老いてから得た知識は、使う機会が極端に少ないはずです。
知識を死後の世界や来世まで持って行けるとは聞かないので、その知識を若い人に授けることが、生物種として理にかなったやり方のはずです。
つまり、歳をとったら若い人に、考え方なり、知識経験なりをなんらかの方法で伝えるべきだと考えます。
しかし、それが出来ている人は少ない。
これには、いくつかの問題があると思われます。
まず、年配の方の意識の欠如
そんなこと考えたこともなかった。自分が楽しければ良い。
そういう人も少なくないと思います。享楽を追い求め、そのうち記憶が曖昧になってきて、伝承が不可能になり亡くなります。
次に、機会の不足
これは、自分が動けば何とかなるのですが、そこまで行動力のあるお年寄りはあまり見ません。
何か伝えたいものがあっても、そういう機会がないので出来ないという人は少なからずいると思います。
そういう人は、こちらから歩み寄ると、思いもよらない知識を授けてくれる時もありますね。
3つ目が、若い人の受け取り方
私もそろそろいい歳になってきて、これは早くに知っておきたかったと思う事がいくつか出てきました。
それを、後輩なりに教えておこうか悩むのですが
説教くさいとか、ウザイとか、そんなこと分かってるし・・
と思われると嫌だなぁと思うとなかなか言い出せません。
こればかりは、受け取る側の性格や状況、立場に左右されるので、難しい問題だと思います。
長くなりそうなので、3つまでしか書きませんが
この三点を踏まえて、歳月と共に積み重ねた知恵を伝承するために何が必要かを考えて行きます。
まず、伝える価値のあるものと、やる気を持っているお年寄りを集めなくてはなりません。
そのためには、計画を立案した本人が出向いていろんな方と良く話し、これぞと思う方にお願いする必要があります。
次に、聞く気のある若者を集めます。
これはかなり難しいと思いますが、地道に集めて行く他はありません。
内容がよければ、来てくれる人も増えるはずです。
あとは、お金などの問題ですが、そういうものを心配しなくても良い位稼げるようにがんばろうと思いますw
最初は小さな会議室などで仲間内ででもいいと思います。継続して行くことで、多くの人に人生なんたるかを授けることが出来るようになると思います。
話は、変わりますが
若いうちに読んでおいたほうが良い本というのがあります。
早く読んでおくほど良いです。(中学生以上くらいで)
歳をとってから読んでも、今更です。
孔子とか、ニーチェとかいろいろありますが、取り掛かりにくいと身構えずに時間のあるうちに沢山読んでおくことをお勧めします。
そういう私もそこまで本を読んでいる訳ではありませんが、最近ではジャン・ジャック・ルソーのエミールは確実に読んでおきたいと思っています。